私は書斎にいるときはいつもCDを掛けています。ジャズ、クラシック、ロック、何でもありです。CDはかなりの枚数持っているのですが、取り替えるのが案外面倒臭くて、同じものを何度も続けて聴いてしまったりします。
先日、夜、違うのを掛けようとラックを見ると、懐かしいCDが目に入ってきました。夜聴くにはいいものなので、早速掛けました。Clifford Brown withStrings の 「Stardust」です。これは本当に、夜聴くには最高です。我ながらその選択に満足しました。

特にサイコーなのは最後の曲、表題であるスターダスト。学生の頃、アメリカで学生生活をしてみたいと思った時期があります。そしてアメリカの女性(同級生)と仲良くなる。夜空の下、フェンスのようなものに腰掛けて、クリフォード・ブラウンのスターダストをラジカセで掛けて、一緒に星空を見ながら将来の夢を語る。それが私の一時期の夢で、勝手にイメージした映像があり、それは今でも脳裏に焼き付いています。

このCDを聴くと、そんなイメージと気持ちが鮮明に蘇ってきます。夜はスターダスト、朝は(これはかなりマイナーなCDですが)ミッシェル・ペトルチアーニのエスターテを聴くのが、ここ数日の定番になっています。このエスターテも大学生の時、友人と同居して塾経営をしていた(と云うか朝から晩まで一緒に遊んでいた)頃に聴いた盤で、その頃のことを思い出します。匂いと同様「音」も、記憶を呼び戻す強い力がありますネ。