今朝、ちょっとフツーではない体験をしたので御紹介を。

朝、近くの警察署に寄る用事が出来ました。8:30から受け付けとのこと。そうは云っても職員は24時間居るし、いつでも開いている訳ですから、ちょっとぐらい早く行っても受け付けてくれるだろうと思い8:20頃に行ったのですが、8:30まで待ってくれと云われました。「はい」と一度は引き下がったものの、「ここはこうでいいんですかねぇ」などとカウンター越しに話しかけ、なし崩しで受け付けてもらおうとしました。あっさりと書き方などを色々教えてくれたので、前倒しで処理してくれるかと思いきや、「はい、それではあちらで時間までお待ち下さい」と、カウンターの前にある長椅子を指さされてしまいました。

仕方なしに長椅子に座って、警察署の中を眺めていました。カウンターの向こうには、20人ぐらいの職員(お巡りさん)が居て、案外自由に、うるさいほどではありませんが、お互いにお喋りなどもしていました。「割とルースなもんだなぁ」と感じながら時計を見ていました。

29分-変化なし。
29分30秒-変化なし。

「どのくらい待たされるのかなぁ。30分になったら云ってみようかな。」などと思っていると、ちょうど30分になりました。するとキッカリに館内放送が。
良く聞き取れなかったので、窓口オープンの知らせかと思っていると、いきなり全職員が立ち上がり、私の方に向かって真っ直ぐと起立しました。

「エッ?何?」と思っていると、スピーカーから君が代が。カウンターの向こうには、私の方を見て直立不動で立っている20人の警察官。カウンターのこちらには、長椅子にだらしなく座っているたった一人の私。そして君が代が流れている。どう考えても、フツーではない状況です。私は思わず立ち上がろうかと思ったのですが、それはそれでフツーでない状況が、更にフツーでなくなるだけです。極めて居心地の悪い時間が暫し流れた後、カウンターの端から、先程色々教えてくれた職員の方が私を手招きで呼んでくれたので助かりました。

しかしなんでカウンターの外側を見て起立するのでしょう?手続きが終わった後に、私の座っていた長椅子の後ろを見ると、壁の上の方に警視総監などの名札が掛かっていました。疑似朝礼なのでしょうか?

今日は一風変わった形で開けた朝でした。