或る用件で或る会社のトップの方に或る事に詳しい方の紹介を頼みました。 すると紹介された人は、過去に私に面識がある方とのこと。さて誰でしょうと思いきや、嘗て私が前職に居たときに、その会社の債券を主幹事として引き受けた時の、会社側の担当の方でした。
その時とは何と今から15年前。引き受けた債券は7年債。既に8年前に満期を迎え償還されています。新規発行債券を引き受けた時には、満期が来るのなんて遠い遠い未来だと思っていましたが、何と2回償還できる期間が既に経ったことになります。
光陰矢の如し。前職時、トレーダーと云う仕事をしていた頃に、良く聞いたジョークがあります。
Q:"What's the difference between bonds and traders?"
A:"Bonds mature, but traders never mature."
全くその通りかと。トレーダーに限らず、人は皆、熟さないものでしょうか。或いは人は、超々々長期債(極めて満期が長い債券)でしょうか。
最も変わらないものが人なのか、最も変わるものが人なのか。これは古からの謎のテーマです。改めて紹介をされたその方との再会を、今から楽しみにしています。