乱視用の眼鏡をなくしたのは、先日書いたとおりです。そこで出先から、秘書を通して、行きつけの(と云っても最後に行ったのはもう3年程度前だと思うのですが)眼鏡屋さんに眼鏡をオーダーしました。
「同じ度数、同じフレーム、同じ処理で作って欲しい」-それだけを伝えたのですが、フレームは既に製造中止。しかし「まぁ松本さんに合うように適当に見繕って作っておきましょう」と受けてくれたとのこと。
なんと鷹揚な。流石、老舗の眼鏡屋さん、対応が違います。眼鏡が出来上がって、私は時間がなかったので、秘書に取りに行って貰いました。

するとお店の方は、「松本さんの顔だとこのフレームがいいと思うんですよね。横のつるが金色のものもあるけど、それは似合わない。ちょっと心配なのはつるの先でしょうかね。目から耳までが案外深いから、調節はしておきましたがこれで平気かどうか。もし合わなかったら来てもらって下さい。」と云ったとのこと。
果たして掛けてみると、鼻の押さえだけ非常に微妙に自分で再調整しなければいけなかった他は、ドンピシャリでした。顔の輪郭を、イメージの記憶だけで、そこまで読み切るとは。流石に鼻の周りだけは、完全には想像しきれなかったのでしょう。職人さん恐るべし。

そして繰り返しますが、その鷹揚な応対が何と心地良いことか。ひょんなことですが、私はとても嬉しい気持ちになったのでした。ありがとうございました!