フランクフルトに着きました。時差があるので、実際にいつ書いているのか読んでる方には分かりにくいと思いますが、只今現地の24時頃。つい先程ロンドンから到着し、今はこぢんまりとしたホテルのロビーで、ちょっとお酒を飲みながらこのつぶやきを書いています。
来る日も来る日も、朝から夕方まで立て続けに機関投資家に会い、会社の説明をし、質問に答え、意見を貰い、日本のマーケットについて意見交換をし、更にはどうしたら日本の株式市場がもっと活性化し、価値が上がるかについても議論をすることもあります。ノンストップでこれらを続け、夕方には空港に行き次の街に飛び、夜遅くにチェックインして、また朝が来ると同様のことの繰り返し。まぁそんなことを続ける訳です。

投資家との会話は、本当に実りの多いものです。株を買って貰うため、投資して貰うために話すと云うよりは、当方の考え方を説明し、それに対する反応・意見を得て、当方の考え方を調整・修正して磨いていくような感じです。 それはあたかも社外取締役と話しているようなものとも云えるでしょう。 各投資家は、「わざわざ来てくれてありがとう」と云いますが、私は心から(もちろん偶には例外的ケースもありますが!)「時間を割いてくれてありがとう」と答えます。ビジネスのあり様も、マーケットの見方も、或いはマーケットのあるべき姿も、時間と共に目まぐるしく変化します。なので、短い時間の間に世界中の優秀な機関投資家と一気にこれらのことについて意見交換できることは、本当に幸せなことだと思っています。私が元々トレーダーであったこともあり(本職は債券ですが)、多くの投資家は、経営者としてではなく、トレーダーとしてのマーケットの見方も聞いてきます。個人的な意見を述べたあとに、反対に彼らの意見も聞いてみます。まさに各者各様。方向性も、着眼点も、方法論も、全て千差万別です。そして表現の仕方も十人十色です。楽観的なもの、悲観的なもの。

しかし優秀な投資家に必ず共通しているのは、如何なる場合であっても、何かしらの方法で何処かしらに、「リターンを追求、探し求めていること」です。 これが素晴らしい!そう云う、何と云いましょうか、「根性」でしょうか?「魂」でしょうか?、それが私は好きです。
あとはフランクフルトと中東を残すのみとなりました。
エキサイティングゥ〜!な出会いを期待したいと思います。