この土曜日、日曜日と、それぞれ大阪と東京で、スパークス・アセット・マネジメントさんと共催で、「今こそ日本を見直そう!」と云うセミナーを行いました。お休みの中いらして下さったお客様には、重ねて御礼申し上げます。
セミナーは、ゲスト・スピーカーの方もお呼びし、後半はスパークスの阿部社長と私で対談もしました。その対談の中での阿部さんのお話には、私も唸らせられる内容が多々あったのですが、ナマの再現は出来ないので、その紹介はここでは控えさせて頂きます。その他にも色々と印象に残ることが多くあったのですが、一番強く感じたのは、空間の雰囲気でした。

阿部さんは当社のセミナーにいらっしゃるお客様の雰囲気が、他所とは全く違うと仰っていましたが、私から見ると、当社に於けるセミナーにおいても、その時々によって雰囲気は大きく変わります。開催地の違いよりも、タイミングの違いの方が、遙かに大きい影響があると思います。そもそもいらっしゃる方々の構成比率(性別・年齢など)が大きく変わります。様子から伺うに、投経験の程度も大きく変わるようです。話のどのポイントで反応があるかも大きく変わります。

そこには同じ場所で同じ時間を共有しなければ分からない、しかし厖大な情報が、雰囲気の中に含まれていると感じます。インターネットは場所と時間の制限をなくし、多くの情報の流通を可能にしました。しかしそれでも決して超えることの出来ないものが、現実の空間にはあります。CDよりもアナログ・レコードの方が、遙かに多くの情報を持てます。インターネットを最大限評価・活用しながらも、アナログ現実世界を、呉々も大切にしていきたいと思います。