今年もまた、新入社員が入ってきました。正確に云うと、いつだって五月雨式に新入社員は入社している訳ですが、やはり新卒の新入社員は、「一番若い」と云う意味で、私も緊張します。科学的に考えて、今後の累積期待出力が一番大きいので、無意識の中にも脅威を感じるのかも知れません。いや、脅威と云う表現は明らかに間違っています。期待でしょう。或いはきちんと育てなければいけないと云う責任でしょうか。いずれにしろ緊張します。誤解を避けるために云っておきますが、中途の他の新入社員や、既に長年一緒に働いてきている社員に対して、期待や責任を感じない訳ではありません。あくまでも比較の話であり、感傷的ななものです。やはりただ単に若いと云うことが、生物的に私を刺激するのでしょう。
後生を育てるのは、前からいる者(先輩)の勤めです。そして先輩を突き上げ抜いていくのは、後生の勤めです。しかし後生がそのような力を持つようにするのは、先輩の勤めです。いつもの如く、何やらこんがらがってきました。後生も先輩も、或いはその間の人もみんな一緒になって、刺激しながら、会社の中のパワーの分布をダイナミックに移動させていくことが、きっと大切なことなのだと思います。新入社員への挨拶は、いつも私の気持ちをリフレッシュさせてくれます。頑張ろうっと!