昨日はとても楽しい晩でした。
ドバイとシンガポールの運用会社から来た7人と、色々と話をしました。特にドバイからの4人は、全員が生まれて初めての日本で、私にとっても全員初対面の顔でした。一緒に投信商品説明会をし、更に一緒に飲む。新しい友人が一気に増えたようで、掛け値なしの楽しさでした。
このドバイの人達と話をしていて、視点の軸によって何事も見え方が大きく違うのだと云うことを知りました。例えば中東の戦争問題。最近かなりキナ臭くなってきているがどう思うか、と云うお客様からの質問に対して、「これは何十年もずっとそうだった訳で、何も新しい状況はない。リスクも既に市場には織り込まれている。逆に戦争が起きれば原油価格が更に高騰し、中東経済にとっていいかも知れない。但しセンチメントは別で、センチメントから株価は影響を受けるだろう。」な〜るほど。説明会のあと、飲み会に行く道すがら街並みを見て、「東京は世界一の大都市で、もっとゆっくり見ていきたかった」と。ふ〜む。更に酒席では、「これ美味い。あれ美味い。京都に是非行きたい。何とかしてもう一度日本に戻って来たい。」と日本に対する憧れを次々に。へぇ〜。
世界一のお金持ちで、何でもゴロゴロしているドバイ。しかし彼らから見る日本は、私たちから見る日本とは少し違うようです。少なくとも彼らが見るだろうと私たちが考える見え方とは違う見方をしている気がします。何やら難解になって来ました。「所変われば品変わる」と云うよりもむしろ、「見方変えれば品変わる」と云う感じでしょうか。意識的に自由に見え方を変えられるようになれたらいいと思います。