今日は桃の節供です。本来ならばよもぎ餅を食べ、蛤のお吸い物を頂き、お雛様に託してお祓いをする日ですが、日本にいないため残念ながらそのどれも出来ません。
昨日からまた北京にいるのです。
1ヶ月少し前にも来たばかりですが、既にどこか変化している気がします。
しかし、今日は節供の話です。奇数のゾロ目は陽数が並ぶ重陽であり、1月から9月まで、どれもが節供です。元日、桃の節供(上巳)、端午の節供、七夕、重陽の節供。基本的に節供の日は、お祓いをする日です。上巳は、元来は薬草で身体を清めたそうなので(よもぎ餅を食べるのもその名残でしょう)、どこかで葉っぱでも摘んで、身体を拭って投げてみましょうか。そしてお雛様の替わりに、紙で人形(ヒトガタ)を作り、どこかに流してみましょうか。
しかし北京に川は見つけられそうもありませんね。水洗○○○と云う訳にもいかないし。いくかなぁ。まぁ、何かしらの方法で、北京の空の下、ささやかな節供を行いたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。