リソース、即ち資源。様々な国に、様々なリソースがあります。
よく云われるのは、例えば中東諸国には原油と云うリソースがあり、中国には大量の安い労働力と大量の消費者がいるなど。日本については、技術、或いは人材こそがリソースだと云われます。リソースは国についてだけ定義されるものではなく、どんな会社、組織にも、そこに特有の、或いは強みとなる、リソースがあるものです。更には個人と云う単位についても、リソースは定義できます。固有の力、得意分野など。
しかし私は思うのですが、最大のリソース、これは国にとっても、会社・組織にとっても、或いは個人にとっても、しかも単に最大であるだけでなく、その他のリソースとは桁違いの大きな差を持った最大のリソースは、「マインド・セット」、即ち気の持ちよう、気持ちの姿勢、思考態度、ではないかと思うのです。
戦後の日本が大きく成長した際の最大のリソースは、「復興しよう」と云うマインド・セットだったと思われますし、逆に中国などの成長がどこかで止まるとすると、それは未だ未だ未来の話だとは思いますが、慢心などのマインド・セットの変化だと思われるのです。
これは、会社や個人も同じです。勝つも負けるも、輝くもくすむも、出力が出るも出ないも、それぞれを峻別する決め手となるリソースは、マインド・セットだと思います。このことは十分分かっているつもりなのですが、自分についても他についても、決して忘れないでいたいと思います。