一昨日に続いて、週末に仕事で海南島に行った時の話です。海南島へは、広州経由で行きました。広州の空港で3時間半の時間合わせをしてから、海南島の南端にある三亜と云う所に飛びました。流石に遠さを感じさせる旅程でしたが、それもその筈、三亜は宋代の偉大なる詩人・蘇軾が晩年島流しにされた所です。しかし!私は恥ずかしいことに、この事実(蘇軾のこと)を知らずに海南島に行ってしまったのです。帰ってきてから、或る知人に教えてもらいました。痛恨。知っていれば、春宵一刻値千金・・とか、赤壁賦の一部を詠んでみたりして、文化的な感慨に耽られたものを。中途半端な知識は役に立ちませんね。反省と云うか、しかし反省しても何ともならず、情けない限りです。
で、そのようなことを知らずに居た海南島で、私が何をしたかと云うと、もちろん一昨日書いたようにコンフェランスでスピーチをしたり、ネットワーク作りをしていた訳ですが、ちょっとの時間の隙間に何をしたかと云うと、迷わず海で泳ぎました。
日曜の晩、コンフェランスの終了に伴い、海岸沿いの芝生の上で、省政府主催のバンケットがありました。カジュアル・ウェアでOKとのことなので、ジーンズの下に、パンツの替わりに海パンを履いて行きました。そしてこっそり15分ほどバンケットを抜け出して、ざぶん!私は泳ぐのが、特に海で泳ぐのが大好きなのです。海岸に上がり、海パンを脱いでジーンズに履き替え、またこっそりと戻りました。ちょっとスカスカしましたが。海はいいですね。中国の海で泳ぐことがあろうとは、想像だにしていなかったことなので、新鮮な感覚でした。しかし今度からどこか異国の地に行く時は、予め歴史なりを調べてから行きたいと思います。