この三連休の前半の二日間、香港の西南、ベトナムに近い所にある海南島に行ってきました。「中国のハワイ」として売り出し中だそうですが、残念ながら休暇ではありません。海南島の後、香港に寄って帰ってきたのですが、連休初日の朝9時に成田を出てから、連休最終日の夜9時に成田に戻るまで、全くのビジネス・トリップです。やれやれ。
それはともかく、何故海南島に行ったかと云うと、香港最大の企業グループを創った李嘉誠が2002年に創設したビジネス・スクールが中国国内にあるのですが、その卒業生を主な対象にした大きなコンフェランスがあり、そこに参加して、スピーチと云うか、パネル・ディスカッションに参加するために行ってきました。
このビジネス・スクール、通常のMBAは上海にあり一学年50人なのですが、北京には既に働いている経営者や経営幹部を対象にしたEMBAがあり、こちらは年間300人、既に1500人の卒業生ネットワークがあります。要は中国の国中から経営者を集め、短期間一緒にクラスに入れ、欧米流の経営についても教え、ネットワークを創り、更にそのネットワークをメンテナンスし、かつ刺激を得るために、海外からも様々な人を招いて大規模なコンフェランスを毎年すると云う、なんとも商魂逞しいと云うか、血の気の多い企画なのです。EMBAの卒業生からは、上場を果たした経営者がゴロゴロ居るとのことで、全く呆れると云うか、ビックリしました。
必ずしも手放しで称讃すべき点ばかりではないかも知れませんが、私はこのような元気な考え方は大いに結構だと思います。日本でも、企業が音頭を取って、もっともっと起業家を輩出するような、そんな元気な動きを展開していかなければいけないですね。