新年あけましておめでとうございます。今年は子年です。十二支のサイクルが始まる年です。

中国最古の国語辞典「爾雅」に「子にあたる歳を困敦(こんとん)という」とあるそうです。困敦とは混沌のことであり、「爾雅」の注釈書である「爾雅義疏」には、「旧暦十一月(子)になると陽気動き出し、万物は始めて萌え出て、地下は混沌となる」とあるそうです。

以上、和漢三才図絵からの受け売りですが、子年は全ての始まり。その年の始まりである正月は、「始まりの始まり」であり、これからの大いなる成長を期待せずにはいられません。

私はこの子年を、私にとって最後の子年であるという決意をもって臨みたいと思います。今回の十二支サイクルの次のサイクルにはいると、早々に私にも還暦が訪れます。恐ろしい、到底信じられない話ですが、事実です。あー、恐ろしい。しかしこの恐怖感を、決して忘れてはいけないと思います。不退転の決意をもって、ひたすら邁進する所存です。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。