先ずは皆様、謝らなければいけないことがあります。1ヶ月ほど前に浦和レッズがアジア・チャンピオンになり、クラブ・ワールドカップに出場することが決まって以来、レッズは負け続けたのですが、今迄何も書きませんでした。「勝った時だけ書いて負けた時には書かないならもう書くな!」と思われた方もいらっしゃることでしょう。しかし書けなかったのです。天皇杯でJ2の愛媛に負けた時も、リーグ戦でまさかの3週連続敗退で優勝を逃した時も。何故なら、もしそれらについて書くと、当然最後は、「今年は天皇杯よりもリーグ戦よりも、とにかくクラブ・ワールドカップが大切。何とか1勝、更には何とか入賞するように頑張ってくれ!」と締めくくることは自明であり、一方、私は、レッズ応援のつぶやきを書くと、その後は負けると云うジンクスがあるのです。だから今迄、書けませんでした。すいません。
しかしもう書けます。レッズにとって、今シーズンは完全に終了したので、もう安心です。レッズは、ACミラン、ボカ・ジュニアーズに次いで、世界第3位になりました。もちろん上位2者とは、実際には大きな実力の違いがあったかも知れません。上位2者以外にも、世界にはレッズより強いチームはいくらでもあるかも知れません。
しかし勝負は勝負。レッズは今年、世界で第3位になったのです。その事実は燦然と輝き、私は決して忘れることはないでしょう。浦和生まれの浦和育ち、Jリーグ以前の強い時代も、Jリーグになってからの弱い時代も、全て知っています。J2からJ1に復帰するのを決めた駒場サッカー場でも、嬉しさに涙を流しながら、夕焼けを背に西のゴールにボールが入っていくのを、そして選手達のウィニング・ランを見ていました。あれから7年。たった7年で、レッズはここまで来ました。本当に良かった。こんなに嬉しいことはありません。昨日も久し振りに泣きました。レッズありがとう!