忘れ物と云うのは、中々奥が深いと云うか、複雑なものだと思います。簡単に云えば、単に或る物を忘れて出掛ける、と云うことなのですが、では何故忘れたのかと云うと、様々な理由があるように思われます。うっかり忘れた。意識してわざと忘れた。無意識のうちにわざと忘れた。あまりにも忙しいなどの事情から、キャパシティーを超えて忘れざるを得なかった。

忘れた物についても様々あります。それしかない、代替のきかない物理的物質。物理的物質だが代替がきく物、しかしそれを手にするために無駄にお金を使わなければならない物。お金のように、代替がきいて、しかも家に置いてきた時や後から出てきた時は、ダメージがない物。更には触ったり、見たりすることの出来ない、捉え所のない物。忘れ物をひとつもしてないつもりだったら、大切な目に見えない物を忘れてたり、忘れ物のお陰で命拾いしたり、或いは忘れ物の所為で危ない目に会ったり。些細な忘れ物にも何かしらの大きな意思の影響があると云う宗教的・運命論的な考え方から、あくまでも偶然と云い切る現実的な考え方まで。考え始めるとキリがありません。

ま、しかし、忘れ物をすると何かしらの連鎖反応が起きるのが常です。その連鎖反応に、ポジティブに対応していけるかどうかが肝でしょうか。私の場合は成田との間を一往復半することになりましたがぁ!(ただそれだけが連鎖反応ではありません)