東京の空気は、私にとってはとても柔らかくて優しいものです。海外出張を終えて成田に着くと、そしてオフィスに向けて日本橋界隈を通過すると、いつもそう感じます。適度な湿気があるのですが、海辺のものとは違います。各国の港町にも湿気はありますが、日差しが強かったり、海の匂いがしたり、どこか東京とは違います。大阪の湿気も東京と違います。東京の空気は湿ってはいますが、海や川を感じさせません。
恐らく東京の大きさが、独特の空気を作っているのでしょう。この空気に触れると、それだけで新陳代謝も良くなります。具体的にどう云うことか・・・、それは敢えて申しません。まぁ恐らく心理的な部分が大きいでしょう。東京に帰ってきたという脳の認識が、空気の感じ方を変えるのでしょう。全ては脳の為す業です。久し振りに触れる東京は、やはり私のホームタウンであり、もっとも好きな街です。この東京発の刺激を、シグナルを、もっともっと出していきたいと思います。