夏が終わり、過ごしやすくなったかと思うと、早くも風邪が流行る季節となってしまいました。会社でも街でも、至る所に風邪菌が増えつつあるのを感じます。私の場合、様々な人と会う、しかも取材などで大勢と一緒に狭い部屋の中に入ることが多い、加えて記者の方・アナリスト・社員などに対して力を入れて喋り続ける、毎晩外食、そして寝る時間が短い、云々。如何に風邪を引きやすい状況に自らを置きながら、同時に如何に風邪を引かないかと云う、一種のマゾ的試練をしているような感じさえします。

乾燥する季節は尚更です。根本的な対策はないと思うのですが、最近お気に入りの方法は喉も鼻も一緒にうがい薬で洗うと云うものです。うがい薬でのうがいはもちろん以前もしてました。水で鼻を洗うことも以前からしてました。新手は、うがい薬でうがいをした後に、おもむろにうがい薬の入ったコップを鼻の下に寄せ、すすぅーっとうがい薬を吸い込み、更にそのあとカクッと首を曲げて頭を後ろに傾け、うがい薬を鼻の奥からの土に向けて流し込むのです。そして口から吐き出す。少しシミます。咽せたりもします。何よりかなり変な光景ではあります。

しかしこれが中々効き目があります。イソジンだと、流石に鼻の穴の下に黄色い線が二本出来そうで、かつシャツにこぼすと困るので逡巡しますが、私のお気に入りはラリンゴールと云う製品で、薄い青色で、薄めるとほぼ透明なのでこぼしても気になりませんし、クールミント風味が、喉の奥を爽快にサッパリとさせます。今日も数回やりました。しかしいずれ、いつの日か、風邪を引くことでしょう。嫌ですね。いや、引いてなるものか。再び暑くなるまで、何とか防衛してみようと思います。「世の中に絶えて風邪のなかりせば寒くなってものどけからまし」(字足らず。しかも季語の矛盾。失礼!)