週末に、当社恒例のBBQ大会がありました。毎年今頃開くのですが、公園で、大勢集まって、和気藹々と、そして若干ダラダラと、焼き続け、食べ続け、飲み続けます。お昼前に始めるのですが、終わるのは夕方になります。お酒も、お肉も、野菜も、餃子も(?)、そしてみんなの笑顔も、全てが大好きですが、私は秋の夕暮れ時の雰囲気と芝の匂いが、たまらなく好きです。光が優しく回り込んでくる。空気がしっとりと馴染んでくる。空と雲の色が、刻一刻と変化していく。

そして寝転ぶと、あの芝の匂いが、何と云うのでしょう、つくでもなく、香るでもなく、もちろん臭うでもなく、優しく身体を包み込んできます。あの匂いを嗅ぐと、一瞬のうちに小さい頃の気持ちにタイムスリップします。匂いは記憶中枢を刺激するものです。

小さい頃、毎日のように夕方まで原っぱで遊んでいました。あの頃の雰囲気が大好きです。自分の表現力の拙さがもどかしくなるとは正にこのことで、「好きです」で済まされるものではないのですが、文才がないのは致し方ありません。BBQ大会は、あの頃を想い出す、大切な機会でもあります。