生まれて初めて大連にやってきました。大きな国際会議があり、それに出席して人間ネットワークのメンテナンスと拡張、更にはビジネスに関係する様々な機会を探ろうと、そう云う目論見です。国際会議の本場はヨーロッパで、最大のものだと4000人ほど集まりますが、私が知っているアジアでの国際会議はせいぜい数百人が限界です。しかし今回のこの大連での会議は、何と1700人が参加すると云いますから文字通り桁違いです。しかも参加者の属性を見ると、ヨーロッパで開かれる会議のように世界中から色々なセクターの人が来るようです。やはり現代に於ける中国のパワーと云うか、格別の注目を集めているのでしょう。

大連は満州の入り口ですし、寒そうで泥っぽいイメージを勝手に想像していたのですが、実際に来てみてその様相にビックリしました。空港から街まで、道はゴミひとつなく、綺麗に整然としていて、街路樹も多く植えられ、街の縁のマンション群の様子は香港のようですが、街中は北京よりも上海よりも中国らしくなく、どちらかと云うとアメリカの地方都市のような感じなのです。外資系企業の進出がとても多いというのも、そのような雰囲気を造ってきた理由でしょうか。百聞は一見に如かず。世界は刻一刻と動いており、置いて行かれないように気を付けないといけないと思いました。

ところで満州の一部と云うと、私は気になることがあります。餃子です。日本一の餃子の街・宇都宮(いや浜松だ!との声も聞こえそうですが、取り敢えず便宜上、今日は宇都宮と云うことにさせて下さい)は、何故餃子があれだけ普及しているか。有力説によると、満州から引き上げてきた連隊が宇都宮に駐屯し、そこで満州仕込みの餃子を根付かせたとのこと。

うむぅ〜。宇都宮式餃子のルーツか。空港からホテルまでのバスから外を見ていると、何と「餃子の王将」がありましたが、これも何か関係があるのでしょうか。スケジュールはとてもタイトなのですが、ちょっとでも餃子体験をしたいと思っています。