このつぶやきのネタを考えるのは、毎日夕方のルーティンで、正直辛い部分もあるのですが、中々楽しい脳作業でもあります。ネタが一旦決まれば、書き切るのはアッと云う間です。そしてこのネタは、大体の場所というか範疇が決まれば、サッサと絞り込んでいけるのですが、漠然と全ての選択肢の中から考えようとすると、全くと云って良いほど脳が回転しません。
もう少し具体的に云うと、「今日はマーケットに関する何かについて書こう」とか、或る程度のテーマ・カテゴリーが決まれば、後は早いと云うことです。そして面白いことに、大項目→中項目→小項目と絞り込んでいく時に、最初は思っても見なかった意外なテーマに到着することが殆どなのです。
この感覚は、かつて写真を撮っていた頃に似た記憶があります。銀塩黒白写真を一眼レフで撮るのが好きだったのですが、ズームレンズは嫌いで、固定焦点の交換レンズを換えて撮っていました。そしてどの長さの焦点のレンズを使うかで、見えてくるもの、見つかるものが全く違ってくるのです。これは物理的な視角の問題ですが、脳作業をする際の概念的視角も恐らく同様でしょう。意識的に脳内視角を切り替えられると、ネタ探しに限らず、日々のビジネスの中でも有効そうですネ。