今日は立秋です。しかしこの熱気では、夏真っ盛りとしか感じられません。なにせ今が一番暑い時です。しかし一方、今が一番暑いと云うことは、これからは涼しくなっていくと云うことです。その意味で一番暑い時が秋の始まりと云うのは、うなずけることです。何故なら秋の本質は、"diminishing"であると思われるからです。しかしそのような時にも、増えていくものもあります。ひとつは虫の鳴き声。ちょうど今頃、日増しに蝉やバッタの鳴き声がうるさくなっていきます。人は減っていくものには気付きにくく、増えていくものには気付きやすいので、紀貫之の時代から、秋は耳に先ず訪れたのでしょうか。
もうひとつ、今日はおめでたい、伸びていく事柄がありました。当社グループがこの数年間、様々な形で関与してきた北京の会社「チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル」が、無事、東証一部に上場しました。当社は幹事証券も務めています。中国企業を日本に上場させよう。そして中国資産と云う、とても重要と思われる新しい資産クラスを日本の個人投資家のお客様に提供していこう。そう云ったプロジェクトに私たちはこの数年間、真剣に取り組んできましたが、ようやく目に見える形での結果を出すことが出来ました。季節はこれから次第に涼しくなっていきますが、新しい分野の取り組みは、更に熱気を持って臨んでいきたいと思います。