選挙の話を先週書こうかと思ったのですが辞め、選挙が終わった昨日も書こうかと思ったのですがやはり辞めました。「強く書きたい話題があるが物議を醸し出すといけない」と考えて辞めた訳ではなく、「是非書きたい!」と思うに至るような論点が見えない気がしたのです。これは私だけの感想かも知れませんが、このような緊張感のなさが、今の政治の問題ではないでしょうか?
歴史的大敗とは云え、与党から危機感は伝わってきません。歴史的大勝をした野党に、私たちがその票差ほどの期待をしているとも感じません。何となくまったりと政局が過ぎていく。そんな気がします。緊張感のなさは永田町だけではなく、国全体に広がっている気がするのですが、その理由は、そもそも今の各政党が、私たちのそれぞれの価値観を代弁していないからではないでしょうか?応援するチームがないのと似たような感覚です。

様々な価値観や利益が存在して然るべきですが、そのそれぞれの価値観と利益に関して、永田町と国民が、何かしらの意味で相似形を形成しているのが本来の民主主義の形だと思います。しかし各政党の価値観や利益代表の考え方は、現代に於ける価値観や利益から大きくずれた、時代がかったものになっていないでしょうか。与党対野党ではなく、全く違う政党の出現が、そろそろ必要なのではないかと思う今日この頃です。