今晩は古い仲間の集まりがあります。かつて働いた会社のオールド・タイマー達が一堂に会する同窓パーティです。仲間の一人は勤続25周年とのことで、本人に内緒でいきなりお祝いするサプライズ・パーティを兼ねています。遠くアメリカや香港からも数人駆けつけるとのことで、懐かしくも華やかな集まりとなることでしょう。

歳を取るにつれ、このような「昔を思い出す」系の集まりが増えますが、人間の(少なくとも私の)交友範囲の限界を感ぜずにはいられません。星の数ほど人はいて、ほぼ無限に出会いはありますが、継続的に長い期間会う人の数は、本当に限られたものです。だからこそ思うのですが、私は「誰と付き合うか」よりも「誰と付き合わないか」の方が、人生の中でより重要であると考えています。

無限に本を買えるならば、ちょっとでも面白そうな本は買えばいいでしょう。しかし例えば10冊しか買えないならば、買うべきではない本、買わなくてもいい本を、極力買わないことが肝要です。人付き合いも同様だと考えています。そして限られた仲間を、大切に大切にしていきたいと思います。