左の肩胛(けんこう)骨のあたりが痛くて参ってます。事の始まりは1週間ほど前に引きかけた風邪です。薬を飲むと代謝が落ちて却って具合が悪くなることがあるので、例によってお湯を飲み、熱い風呂に入って、治そうとしました。妙に体力はある方で、大概この方法で治ってしまいます。

そして今回も、引きかけてから1日ほどで治りました。いや、治った筈でした。ところが治りかけの或る晩、つくし総会がありました。当社で働いてきた歴代学生アルバイト大集合の会です。大して飲まず、静かめにして、早々に帰れば良かったものを、大いに飲み、大声で喋り、仕舞いに二次会でカラオケまで行き、怒鳴るように歌ってしまい、完全に喉がイカレました。物理的に喉が壊れると、そこから風邪になるのは、私の学生時代からのパターンです。学生の時に鶏の唐揚げの骨が喉に刺さり、それが原因で高熱を出す風邪を引いたこともあります。今回もこの喉の故障から、治りかけた風邪を引き戻してしまいました。しかし風邪など、時間が経てば嫌でも治ってくるものです。実際、既に殆ど治りました。

が、・・・、治る過程で咳が出て、恐らくその咳の所為で、左の肩胛骨の辺りの腱を痛めました。これが痛い。咳の発生する加速度は、中々馬鹿に出来ないものです。かつて10年ほど前、仲間と飲んで酔い、放っておいてくれればいいものを担がれ、その担いでいた人間が足下を鎖に引っかけ、結果私が地面に投げつけられて、あばら骨にひびが入ったことがあります。あの時も痛かった。この痛さは、自らの愚かしさを自覚する痛みです。

そう云えばあばら骨を折った時も、先生に「薬は出るのでしょうか?」と聞くと、「そうだねぇ。薬飲んでも治らないからねぇ。痛みを忘れさせるだけですよ。まぁ今回は、飲まずに色々考えてみたらどうですか。」と云われました。はい。そうします。