国際会議に参加するためにアスペンに来ました。しかし・・・、東京のオフィスを出てからなんと24時間も掛かりました。成田→サンフランシスコ→デンバーと乗り継いで、いざ最後のアスペン行きのフライトに乗ろうとしたら、突然欠航となってしまったのです。それからが大変です。なんとか目的地に行ける手段の確保、交渉、ウンヌンカンヌン。運命共同体がたまたま私を入れて7人居たのですが、経験のない珍道中となりました。這々の体で辛うじて目的地に着けば、既にほぼ深夜。寂しくバーでスープなぞを飲んで、久し振りの食としました。
いつも通り、私は荷物をチェックイン(機内持ち込みにしないで預けること)しなかったのですが、7人中5人はチェックインしており、それがまた事態を重くしました。私は15年ほど前に、当時働いていた外資系証券会社で全米数都市を回る出張に行った時に、上司のアメリカ人(BY)にこっぴどく叱られるというかからかわれて以来、どんなに長い旅でも荷物をチェックインしたことがありません。云い換えると、キャリーオン(機内持ち込み)出来る大きさまでしか、荷物を持っていきません。自分のコントロールから自分のものが離れることが、嫌と云うよりも、リスク管理の観点からどうしても受け容れられなくなってしまったのです。まぁ貧乏性と云えばそれまでですが。トレーダーと云う仕事を長くしていたことも、もしかしたら関係があるかも知れません。
兎に角、なんとか目的地に着き、人気のない目的地の飛行場で仲間の荷物をピックアップしました。妙なことに、天候の所為で欠航したと云われたにも拘わらず、現地は快晴で、ふと真っ暗な飛行場の駐車場から空を見上げると、満天に大粒の星が散らばっていました。ま、いいか!明日はしっかり討論したいと思います。