昨日、株式会社一休さんの企業研究会を催させて頂きました。森社長はとても実直な方で、色々と楽しいお話を聞くことができました。御存知の方も多いと思いますが、一休さんの主なビジネスは旅館やホテルの予約サイトです。個人投資家向けの説明会ですから、利益モデルや経営ビジョンの話が主ですが、旅館業界についてのお客様の興味も高く、質問に対する答えの中で、中々興味深い内容もありました。

例えば、どういう旅館がいい旅館かという話。答えは一概には言えないとのこと。場所によってもニーズが違うとのこと。一例は熱海・伊東・下田。熱海では渡辺○一の小説に出てくるようなカップルのお客様がとても多いとのことです。ふ〜ん。次の市である伊東は、カップルが殆ど熱海で堰き止められてしまうので(笑)、より家族向けの対応・営業をしているそうです。ふむふむ。更に次の市である下田は、カップル、家族と堰き止められているので、あの手この手で「来てもらうネタ作り」に力を入れているそうです。

な〜るほど。従って、いい旅館は一概には定義できず、所変われば品変わる、場所によって好まれる趣向が違うとのことです。どんな世界にも一般には知られない深い奥があります。今度はそういう目でホテルや旅館を分析してみるのも面白いかも知れませんね。