2ヶ月ほど前のニュースを見落としていたのですが、ノルウェーではオスロ証券取引所に上場している500社に対して、2年以内に女性役員の割合を40%以上にすることを義務付けたとのことです。加えて達成できない会社は閉鎖するそうです。これにはビックリしました。北欧は政治家や大臣でも女性が半数近くいて、仕事に性別があまり関係しないケースが多いのですが、このような措置を取るということは、民間企業の経営に於いては、まだまだ男性優位な現実があるのでしょう。
媚びを売る訳ではありませんが、私は仕事に性別を意識したことは殆どありません。前職の外資系証券勤務時代から、ハタから見ると「女性を重用」してきました。年齢や性別と、人の能力の間に相関関係があるとは思われず、そうであれば男性重用の社会に於いては、女性を登用した方が有利であると考えてきました。下世話な言い方をすると、「いい人が余っている確率が高い」訳です。
我が国に於いては、この年齢と性別の問題は未だに確固たるものとして残っています。世界の色々な国がしているように先ずは政府部から女性登用の数値目標を設定し、更に年功序列も意識的に壊していく方が、我が国の将来の競争力上昇に繋がると思っています。