当社の販売するオルタナティブ・ファンドであるアジア・フォーカスは、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ(MAI)とシンガポールのフルトンという会社の協働によって運用されています。フルトンは、シンガポール政府の投資部門であるタマセックという会社のファンド・マネジメント部門で、プロフェッショナルの世界ではよく知られた会社ですが、縁があって1年半ほど前から付き合いが始まりました。

今回、アジア・フォーカスの運用状況の確認や今後の戦略を話し合うために双方から4人ずつが集まって集中ミーティングをしました。ディナーの席で明らかになったのですが、フルトンのCEOとCIO(投資責任者)は1986年からの20年来の知人とのことでした。私と、日本サイドのCIOであるT氏との付き合いも全く同様に1986年からです。投資はリターンだけがテーマではなく、リスク調整後のリターンをどれだけ高めるかが肝要であり、リスクを下げることは、リターンを上げることと同様に重要です。そして、リスクを下げる1つの大きな方法は、信頼できるネットワークを活用して、未知の部分をなるべく減らすことです。

ミーティングには20年の知己が二組もいた訳ですが、フルトンとMAIの間の良好な関係も、今後20年の知己となるように、大切に育んでいきたいと思います。いい人達との、仕事上のコラボレーションは、素晴らしいものですネ。