週末に社員の結婚式&披露宴に出席しました(実はそのあとの二次会&三次会も行きました)。ホテルでの定番でも、教会やレストランでの手作りでもなく、今流行りのブライダル・ビジネスに特化している会社のプロデュースによるものでした。私はそのような形での式に出席するのは初めてだったのですが、これには中々感心させられました。

スタッフがこの仕事を「本業」としている所為でしょうか、自ら進んでサービスしようという感じがして、また当然ですが経験値も高く、要は気が利いていて満足度の高い、「これは確かにお金を取れる」と感じさせるものでした。場所はその会社のもの(所有か独占利用かは知りませんが)で、一日に最大2カップルまでしか式を取らないそうです。式のコストは主に場所代、飲食費、人件費と固定的でしょうから、式の商品価値を上げることによる限界利益の伸びが大きいのでしょう。例えば仮に、コストを50で固定だとし、ホテルでは一式100、一日に4式売るとすると、利益は200。一方、一式を150で売れれば、一日二式でも同じ200の利益を上げられます。私はアナリストでもないし、この産業に詳しい訳ではないのですが、シロウト目に見るとそのような構造のように思え、中々良く出来たビジネス・モデルだと思いました。
式自体の中身は、しかし最後はやはりプロデュースされるものではなく、本人達の人柄と友人・知人・家族の気持ちから作られるものでしょう。どの結婚式も素晴らしいものですが、この週末の式も、今迄に出席させて頂いたどの式にも勝るとも劣らない、温かくて素晴らしい集まりでした。おめでとう!