私はシャワー付きトイレが大好きです。日本に於ける普及を見ると、日本人は一般にシャワー付きトイレが好きなようです。外国人でも好きな人はいて、ウィル・スミスは「真っ昼間からシャワーを浴びているようだ!」と言ったそうですし、マイケル・ジャクソンも始めてみた時はエラく感動したそうです。
しかし何故か海外では殆ど見掛けません。「お尻だって洗って欲しい」でウォシュレットがデビューしたのは1980年ですが、1964年に既にウォッシュエアシートという製品がアメリカから輸入されていたようです。元々はアメリカ生まれであるのに、日本でのみ普及したのは何故でしょう?外国の人はこの件に関しては清潔好きでないのでしょうか?しかし外国に於いて普及しない理由は、不特定多数の人と共有して使うことに抵抗があるからのように思えるので、清潔好きだから普及しなかったとも考えられます。ほぼ単一民族国家である日本と、多民族国家であるアメリカとの差のような気もしますが、ほぼ単一民族である国は日本以外にもあるのでやはり不思議です。

確かに日本でも当初は家庭だけで普及していたものが、或る時から一気にオフィスなどで拡がってきた気がします。私が知る限りでは、オフィスで最初にシャワー付きトイレを導入したのは日銀です。今から10年から15年ほど前だったと思いますが、日銀(本店)のトイレが全てシャワー付きだったのにはビックリしました。その辺りのマーケティングがうまかったのかも知れません。

せめてホテルのトイレだけでもシャワー付きにしてくれるといいのですけどね!