私は蕎麦が好きです。毎日毎日、来る日も来る日も、お昼には蕎麦を食べます。周りの社員に「飽きないんですか?」と聞かれることも昔はありましたが、今では誰も聞いてくれません。「でもしか」で食べている訳ではなく、毎日蕎麦が食べたくなり、毎日蕎麦を食べると「美味しい!」と思います。

名店という訳でもない、社の近くにある町の蕎麦屋が、毎日「鳥南蛮、ゆで卵(半個)入り、ネギ多目、蕎麦少な目」、もしくは「いつもの!」という蕎麦を出前してくれます。デスクに運ばれてくると、私は得も言われぬ幸せな気持ちになります。私はせっかちな性格で、あっという間に食べてしまうのですが、勢いがいい為かつゆも蕎麦と一緒に喉に落ちていくようで、食べ終わると丼の中のつゆは少なく、お湯を飲んだあとのように胃は温まり、汗が出て来ます。急いで食べるので呼吸とぶつかるのか、しばしば小さな蕎麦の端切れが鼻に入ったりすることもあります(失礼!)。

蕎麦は雑穀なので、実はバランスの取れた健康食です。また、イクラが本来は季節物なのに年間を通して供されるように、蕎麦も本来は季節物です。私の場合イクラは秋しか食べませんが、蕎麦は年中食べているのは、それ程好きでないからなのか、余程好きだからなのか、自分でもよく分かりません。

秋の気配が近付き始めて、そろそろ本格的な蕎麦が待ち遠しくなる今日この頃です。