月曜日に「対話」というタイトルで、日本に関連して最近発生した外交上の懸念について書きました。幸い、事態は思ったよりも遙かに速いスピードで、収拾に向けて進んでいるように見えます。

一時的・局部的に秩序が乱れた彼の国に於いては、2日ほど前からパブリックに対して最近起きた事実を伝え、かつ法秩序の維持を要求しているようです。片や此の国の首相は、国際的な場に於いて歴史的事実の再認識と謝罪をする一方で、平和に対する決意表明と、多額の経済的貢献の約束をしたようです(それは即ち、今迄に行ってきた経済的貢献の再説明にもなっているでしょう)。彼の国に於いても此の国に於いても、まだまだ紆余曲折があるでしょう。しかし物事は、正しい方向に進んでいるように見受けられます。

今回の事態収拾には、英字メディアの影響・貢献が大きかったように思います。彼の国に於ける行き過ぎと、此の国に於けるやらな過ぎなどを的確に指摘し、結果的に双方に振り付けをしたのは、それぞれの国の内部インテリジェンスではなく、海外の目と言葉だったのではないでしょうか。一部の英字メディアが、ジャーナリズムとしての役割を正しく果たせた可能性があることは、今後の展望にいくらかの明るさを与えてくれました。

「対話」は間接的に行われたのでしょうか?これからもこのような仲介と牽制が働くことを願いたいと思います。