株主と企業の関係が、色々な形で議論されています。企業が株主のことを意識することは、とてもいいことだと思います。しかしここで気をつけなければいけないことが一つあります。昨日も書きましたが、企業が意識すべき株主は、買収者等を含めた機関投資家・法人株主ではなく、一般株主・個人株主であるべきだということです。

ある株主がファンドや株式会社である場合、その裏には、そのファンドの受益者や株式会社の株主がいます。受益者や株主が株式会社であれば、その裏には更に株主がいる筈です。こうやってずっと無限に解析していくと、最終的な受益者・株主は、自然人(個人)か財団にまで集約されます。ですから企業の究極の株主は、基本的には個人だけです。この意味に於いて企業は、買収ファンド・機関投資家等の法人株主を意識した経営をするべきではなく、最終個人株主を意識すべきだと、私は考えています。

企業と株主の関係というと、一般個人からは遠い話しのように聞こえますが、そうではなく実は私たち個人が意識されるべき対象であり、私たち個人こそが、企業に対して発言していくべきだと思います。昨日のつぶやきの繰り返しになりますが、今回の騒動が、プロの世界の話しではなく、私たち個人の問題であるように取り扱われていくことを強く望んでいます。