半年ぶりにニューヨークに出張で来ました。相変わらずこの街はとても興味深い所です。何が一番興味深いかというと、この街は常に幅を拡げながら変化を続けているということです。

NYは決して、古くからのやり方を簡単に捨てていく所ではありません。しかし一方で、常に貪欲により新しいものへとの変化を続けています。東京という街も極めてエキサイティングな所ですが、NYに較べると変化が画一的で、幅が狭い気がします。まぁそれでもNYと東京の違いは誤差の内でしょう。
NY、パリ、東京は、やはり世界の3大都会だと思います。しかし東京とNYで決定的な違いがひとつあります。多様性に対する許容度が、NYの方が遙かに高いということです。東京では眉をひそめるような行為に対しても、NYは極めて寛大です。パリもどちらかというと東京に近いでしょうか。多様性こそが、NYの真骨頂です。それは即ち誰もが主役になれることを意味しており、そしてそのことが、様々な才能を呼び寄せているのでしょう。

NYはかといって、巨大な田舎町になっているのでもありません。そこがNYの幅の広さです。私は東京好きなので、必ずしもNY的な展開を熱望する訳ではありませんが、学ぶべき所もあるでしょうね。