私事で恐縮ですが、週末に41歳になりました。41歳というと、我が国の総人口の平均年令です。一人一人は毎年1歳年を取っていきますが、平均年令は殆ど変化しません。今迄は、年令という意味では毎日重心に近付いていた訳ですが、これからは日々重心から遠ざかっていきます。色々な意味でこれから自分の影響力は強くなっていく年代だと思われますが、一方で価値観は徐々にピンぼけになっていくのだということを積極的に意識しなくてはいけないと思っています。

ビジネスに関しては二点、肝に銘じておくつもりです。一つは急いで今の価値観に基づくサービスを実現すること。もう一つは次代を担う人材の育成を急いで真剣に進めること。マネックス・ビーンズの理念の実現には、まだまだ何年も掛かるでしょう。誤解を避けるために敢えて申し上げますが、私はフェイド・アウトしていくと言ってるのでは決してありません。理念の実現のために、これからもずっと献身していく覚悟ですが、同時に自分と社会の重心との位置関係について、しっかりと自覚を持たなければいけないと考えています。
去年は不惑、今年は重心、或いは今年は本厄、来年は後厄、と何やら動きの激しい年ですが、健康に気遣いながら頑張っていこうと思います。