当社のオフィスは東京駅を挟んで丸ビルの反対側にあります。そして私のデスクは一番西側、即ちJRの線路の真上辺りにあります。私は社員全員が見渡せるように東に向かって座っているのですが、背中には皇居方面の景色が拡がり、目の前で東京ビルの建て直しの工事が進んでいます。その建築中の高層ビルの上に、最近更に高いクレーン(タワークレーン)が3本立ちました。む、む、む。あんな大きいモノをどうやって高いビルの上に運ぶのでしょう?調べてみると、クレーンは地面の上から、油圧式の昇降装置を使ってビルの内側に足をかけるようにして、自分で尺取り虫のように上に登っていくのだそうです。調べる前は、いくつかに分けて大型のヘリコプターで持ち上げるのかと思ったのですが、それでは確かに組み立て時にとても危険そうで、浅はかな考えだと知りました。造るものが大きくなればなるほど、外から造ることは不可能で、内側から自ら大きくするような仕組みが必要となるのでしょう。我々MBHも同様に、しっかりと内側から着実に成長していきたいと思います。