青山墓地の近くの会社に仕事で来ました。
帰りに久し振りに墓地に寄ってみましたが、以前と変わらず、とてもいい所です。「以前と変わらず」というのがミソで、実は私は墓地が嫌いでありません。と言うよりは「好き」の部類に入ると思います。墓碑を見て回るのが好きとかではなく、あの空間の静かさ、或る意味での整理感というか清潔感などが好きなのです。墓地は自然も豊富で、ちょっと通りから入っただけでも、小鳥の鳴き声が良く聞こえますし、バッタなどの昆虫や草も豊富な身近な自然園です。そして何より、変な人が決して居ません。これは不思議なのですが、変な人は、誰かに見られてるというような警戒感から墓地に踏み入らないのでしょうか。私の中学の時の年配の或る先生は、「墓地は賑やかでいいねぇ」などと言ってましたが、私にはそのような霊感はありませんので、却って心地いいのかも知れません。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。