私は殆ど毎日出前のそばを食べます。社外でランチ・ミーティングなどない限り、判で押したように同じそばを毎日食べます。因みに種類は「鳥南蛮(鴨南蛮の鴨を普通の鳥肉に替えたもの)、ねぎ多目、そば少な目、ゆで卵入り」と云うもので、当社から電話して「いつもの」と云うとそれだけで分かり、正午の一番混んでるであろう時に頼んでも、晴れの日も雨の日も、一人で頼もうが何人かが一緒に注文しようが、何の文句もなく5分も経たないうちにオフィスまで届けてくれます。そして私は七味をかけて、ネット・サーフィンやメール・チェックをしながら、そばをすする訳です。あまりにも毎日同じものを食べているので、しかも美味しそうに、嬉しそうに食べているものですから、まわりの社員は呆れています。或る社員が、「あれだけ毎日頼むのだから、割引とか、そう云ったサービスはないんですかね」と聞くものですから、「そばは頼んだ時が食べたい時。いつでも必ず5分以内に持ってきてくれるというのが最良の顧客サービスであり、蛇の道は蛇、流石にそば屋はそば好きの心を分かっている。割引によって私の満足は得られない。」と即座に答え、その回答に満足している妙な私が居ました。しかしそばって本当に美味しいですね。