明朝には東京におりますが、ダボス会議からの感想を最後に一つ。
ダボスには色々な人が来ます。国王もいれば、ボランティア活動家もいます。あらゆる人種、30代以上であればあらゆる年代がいます。宗教も点々バラバラです。しかし一番違いを感じるのは、人それぞれの性格というか人間性です。同じ人種、同じ年代、同じ職業の二人の人間性の違いの方が、全く違う人種と身分の二人の違いよりも遙かに大きかったりします。これはある意味、驚くべきことです。世界の様々な問題は、もしかすると民族とか宗教の問題よりも、特定の個人の問題の方が大きいのかも知れません。そういうことを確認することも、このような国際会議の効用かも知れません。しかし今年も日本からのリプレゼンテーションは、あまりに小さく、且つ偏ったものでした。この問題はちゃんと直していかなければいけないと思います。