衆院選が公示されましたが、つくづく国会議員とは不人気稼業であると思います。天下分け目の決戦の前哨戦(埼玉参院補選)の投票率が、なんと前回の52.61%に対して27.52%となり、殆ど相手にされていないのがアリアリです。2大政党による政権選択選挙、マニフェスト選挙、などと囃し立ててますが、果たしてどれだけの投票率になるでしょうか。代議士は25万人に1人という狭き門ですが、当選10回あり、親子2代、3代ありと、凡そ人気のある職業とは思えません。人の命を預かるジャンボ機のパイロットの多くが親子2代なんてことはあり得ないでしょう。まぁそんな不人気稼業ですが、適当に選んでしまうとそのツケは自分達に回ってきますから、きちんと考えて選挙すべきだと思います。中長期的には、代議士を不人気のままに放置しておくと、ロクなことはありませんから、もっと人気が出るような施策を打つべきだと思います。しかし人気が出ると自分達が当選出来なくなってしまうから、彼らは人気策には反対するのでしょうかねぇ。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。