証券市場の活況が続いています。今日も東証1部の売買高は16億8千万株と、今月に入ってからずっと10億株台であり、ここ数日はその後半が続いています。
「流動性にはそれ自体に価値がある」とは今まで何度かつぶやいて来ました。セコハン市場がしっかりしているモノはいい値段が付き易いのは世の道理です。同じマグロでも、よく売れるお店の方が高く買い付けることが可能であるのと一緒です。流動性が高くなれば、それだけでそのモノの価値、即ち値段は上がり得ます。今回の日本株市場の息の長いラリーを支えている一つの重要な要因が、この売買高=流動性です。これからも活況が続くといいですね。因みに本日は、当社株式(8626)の売買高も上場来の記録を大幅に更新し、当社に於ける株式約定件数も最高記録を塗り替えました。御利用、誠にありがとうございます。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。