一週間前にアイリッシュ(アイルランド人)の先輩や友人のことを書きましたが、その後アイリッシュにまつわることを更にパラパラと思い出しました。大学を出て最初の職場はソロモン・ブラザーズというアメリカの投資銀行だった訳ですが、ニューヨークでの最初のボスがやはりアイリッシュでした。彼はジョン・メリウェザー(JM)の友人で、LTCMを経て今も相変わらずJMと一緒に働いているのですが、私にとっての次の職場であるゴールドマンで悩み事がある時なども、重要な問題の時は彼に相談しました。ゴールドマンを辞める時にも相談しましたが、相談を受ける時はいつでも本当に真剣に話を聞いてくれて、誠実に意見を言ってくれます。年の差とか、かつて上司とぺーぺーの部下であったとか、そういったことを一切感じさせません。いつだったか彼が言ったことがずっと胸に沁みています。「友達には大切な友達とかそれほど大切でない友達とか、そういった区別はないんだよ。友達である以上、僕は全ての友達と同じようにしか付き合わないんだ。」