体に一番効く薬は自らが持っている免疫力です。少なくとも対処療法(風邪薬など)は、痛みとかは和らげますが実際に風邪と闘うのは自らの免疫力であり、もしかしたら本当に効くのはこの免疫力だけなのかも知れません。
この免疫力を弱らせる最大の敵がストレスです。ですからストレスがそもそもの原因で病気にかかっている例はとても多いのでしょう。私事で恐縮ですが、かつて外資系証券会社で働いている頃は脂肪肝とかが若干あったのですが、今の方が睡眠時間も短く、休みもなく、酒も毎日のように何かしらの理由で飲むにもかかわらず、先日胃カメラとかエコーで調べたところ、胃も十二指腸も、肝臓も膵臓も、一切問題なしでした。ガンマGPTやらも、かつてよりも正常値に戻っていました。お医者さんからは「何も悩みがないのですか?」と呆れられましたが、自分でも呆れました。ストレス恐るべしですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。