オイル・マッサージを受けていて、小さい人と大きい人でどれだけ使用するオイルの量が違うのだろうと気になり始めました。球の表面積は4PRR(文字化けを避けるためパイをP、半径をRとし、Rの二乗をRRと表記しています)ですから、仮に身長160センチと190センチの人で較べると、球として身長の比の二乗、即ち40%も違うことになります。そこから昔習ったいろいろな公式が気になり始めました。
円の面積はPRR。ということは、半径を一辺とする正方形を考えると、その中にある扇のような4分の1円の面積は正方形の4分のP、即ち75%程度ということになります。なるほど、そんな感じです。球を半分に割った半球のドーム部分の表面積は2PRRですから、口となっている円の面積の2倍。口の大きさの餃子の皮をドームに乗せてぴったりドームに合うように延ばすと半分の薄さになるということです。なるほど、そう言われるとそんな感じがします。今だからそう考えられますが、公式を覚えた頃は何も考えずに棒覚えしてました。そういう風に先生も教えてくれなかったし。今思うと、感受性は豊かであった一方で、随分単眼的な考え方をしていたものだと思います。
(でも先生もそうだったのかなぁ)
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。