理化学研究所の国際共同チームが人間とチンパンジーの遺伝情報を記録している化学物質約2000万個を比較するという大規模な実験の結果、両者の遺伝情報の違いは僅かに1.23%しかないことを明らかにしたらしい。しかも知能の差などを生んでいるのは、その違いの更に数%の部分でしかないらしい。片や未だにバナナを食べている裸の動物と、片や太陽系の果てまで宇宙船を飛ばしてしまう生命体。いやはや、驚きです。(片や悩みも(ほとんど)なくエイズにもならないので、どっちがより優れているかという議論ではありません。念の為。)私の目の前に座っている某氏と私の遺伝子情報の違いの方がもっと大きそうですが、やはり構造的な違いと蓄積というのは何物をも超える大きなものなのでしょう。ふと思うにこれは政治・経済・ビジネスにおいても同様かも知れませんね。