金曜日・土曜日と仕事で金沢に行きました。小京都とも呼ばれるこの街に行くのは久し振りですが、その大きさと、そこはかとない余裕というか豊かさにビックリしました。東京以外の街は何処もちょっと行くとすぐに寂れてしまったりしますが、金沢はかなりの大きさにわたって市街地が広がっています。表通りも裏通りも基本的に小奇麗で賑やかであり、人通りも夜遅くまで絶えません。この手の雰囲気というのは街によって随分違うものです。恐らく金沢は街全体で蓄えが豊富なのでしょう。何故だろうと考えました。やはり天下の百万石だからでしょうか。外様大名でありながら全国最大の表高を維持し続け、江戸城においても徳川御三家と同格の大廊下詰めを許されていたそうです。明治維新の時にも何事もなかったように明治を迎え、無駄な消費を殆どしなかったように見えます。外交にとても長けていたのでしょうか。そうすると表高は百万石ですが実力はもっとあり、従って(表高はいわば税金の額ですから)長い年月の間にしっかりと財が蓄えられたのでしょうか。