銀座の数寄屋橋の交差点、ソニービルの壁面に昨晩またマネックスの懸垂幕が掛けられました。年末は毎年恒例ですが、今年は12月25日迄です。夏にも掛けましたが、その時はマネックスのロゴマークが垂れ幕からはみ出ていました。そして今回は縦長のキャンバスに横向きにロゴと文句が書かれています。要は横長のキャンバスにデザインしたものを90度回転したような格好になっています。私はデザインは全くの素人ですが、与えられた領域の中で何かを上手にまとめて表現するのもデザインですが、物理的な制限を超えてしまうのはもっと凄いことだと思います。種の進化などを見ても、不連続なジャンプなくして大きな進化はないものであり、ちょっと大袈裟かも知れませんが、制限を超越しようとする営みの重要さを感じます。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。