この週末もやっぱり見てしまいました。為末大選手、日本にとって史上初の短距離トラック競技でのメダル獲得。格好良かったですね。一番遅くても世界で8位。1位から8位までしかない。邪念を捨て純粋にただ単に速く走ろうと思ったのが良かったとコメントされましたが、ここでなるほどと感心。
一方昨晩の女子マラソンは逆に「勝負」といったものが強く意識された展開でした。前半のディタ選手の独走にうかつについて行かない第2集団。いずれディタ選手を抜いた後、リードを取ろうとする土佐選手に対して、何があっても金メダルを獲ろうとする執念を感じさせるシモン選手はずっとこらえてペースを合わせ続け、最後のトラックに入る手前からラスト・スパート。日本人選手に辛酸を嘗めさせられ続けてきたシモン選手の27回目の正直。形よりも実を取った、自己の最善を尽くすというよりもとにかく「勝負」に全てを集中させた姿に、これもまたなるほどと感心。さすがに世界の舞台は緊張感がみなぎり、色々と勉強になることが多いと思います。
(マクドナルドの藤田田社長流だと、ここで「為末選手の名前は“だい”と読むようですが、私は“おおき”と発音して下さい」となります。)