リバウンドが果たして持続するかが一番の焦点

今週の株式相場の焦点はAI・半導体株リバウンドの持続性である。先週末にかけての急反発が一時的なもので終わるか、調整一巡後の新たな上昇波動の起点かを見極める、極めて重要な一週間となる。

先週の日経平均は週間ベースでは前週末比250円程度の小幅安にとどまったが、週間の値幅の大きさは尋常ではなかった。週央には一時6万円の大台割れも覚悟させられる場面があったかと思うと、週末には一時3,500円近い急伸を演じる場面があった。

週末にかけての急速なリバウンドの要因は海外発だ。30日のSOX指数が8%超の急騰、31日には韓国サムスン電子が26%超の暴騰を演じ、東京市場でもキオクシアホールディングス(285A)、村田製作所(6981)、KOKUSAI ELECTRIC(6525)がストップ高比例配分となった。マイクロソフト[MSFT]、アマゾン・ドットコム[AMZN]の好決算がハイパースケーラーの過剰投資懸念を後退させたことが背景にある。

今週決算発表を迎えるAI・半導体関連銘柄、それ以外の主力企業の動向にも注目

国内ではAI・半導体関連の決算発表がなお多く残っている。6日にはソフトバンクグループ(9984)、レーザーテック(6920)、JX金属(5016)、古河電気工業(5801)など関連銘柄の発表が集中する。アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)が好決算で買われたようにセンチメントは改善しているので、好業績は素直に株高につながるだろう。

問題は週明けのキオクシアホールディングスの株価反応だ。業績が市場予想に届かなかったことは当然ネガティブ視される悪材料だが、1)これまで大幅な調整を経ていること、2)期待が高すぎたことは市場も理解しているだろうこと、3)株式分割の発表などが一定程度の株価の支えになるだろう。

今週決算を迎えるAI・半導体以外の主力株、例えば三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三菱商事(8058)、トヨタ(7203)、NTT(9432)、任天堂(7974)、リクルートホールディングス(6098)等の動向も重要だ。注視したい。

上値は節目の65,000円、その上となると13週線の66,032円あたりか。

予想レンジは6万3000円-6万6000円とする。