明日でマネックスメールは満二才になります。今号で通巻495号になりますが、通番の打たれていないスペシャルも何通かあったので既にほぼ500通になります。全ての号にこの「つぶやき」も書いてきました。ニュースのある日もない日も、体調のいい日も悪い日も、そして大変お恥ずかしい話ですが弊社でトラブルのあった日も。
毎日フリー・サブジェクトで書き溜めなしで書いてきました。大岡信さんの「折々のうた」のように、テーマが決まっているとかえって楽な気もするのですが、フリーは大変です。最初で最後の告白ですが、かなりキツイです。
自分が昔から思ってきた様々な疑問やアイデアなども、500回も書いてくると段々底をついてきて、やはり人生は有限であったというような馬鹿な感慨を持つこともあります。しかし一方でこの「つぶやき」は企業としてのマネックスの最大のディスクロージャーでもあると考えています。逃げ場なしで毎日私がコラムを書くことによって、会社と経営者のことを良く分かって頂けると思います。これからも頑張って書き続けて参りますので宜しくお願いします。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。